第106回最高の居場所ライブ 「幸せスイッチワークショップ」
ゲスト講師:前野マドカさん、岡本直子さん
日時:2017年12月17日(日) 13:00-17:00 (受付開始 12:45)
会場:東京ウィメンズプラザ 第一会議室
参加人数:13名
運営事務局:SOL、しょご、& とうりょう
【オープニング】
・運営事務局より、居場所のビジョン紹介。
・NPO法人はたらく場研究所-最高の居場所代表理事のとうりょうから挨拶。
・ゲスト講師の前野マドカさん、岡本直子さんの紹介でスタート。
【印象的な自己紹介】
・ペアで交互に印象的な自己紹介を一人1分、さらにそれぞれペアを変えて一人45秒、30秒で印象的な自己紹介をし合う。
・そして全体で円になって、一人15秒の自己紹介。印象に残った自己紹介を共有。
・時間短縮して数多くの参加者と自己紹介できると同時に、印象的なことを徐々に削ぎ落しながら自分がどんな人かインパクト持って伝えるのに役立つ。
(婚活ワークショップから引用)
【幸福学とは】
・これまで「幸せの研究」は哲学者か宗教者に任せていたが、40年ほど前から、アメリカの大学で幸せの研究が始まった。
・長続きする幸せと長続きしない幸せの2種類あることがわかった。
1)地位財(お金、モノ、地位)・・・・・・・・・・・・・・・・・長続きしない幸せ
2)非地位財(安全・良好な環境、健康、自由、愛情など)・・・・・長続きする幸せ
・「年収7万5千ドル(約900万円)を超えると収入と幸せは比例しなくなる」
ノーベル経済学賞 ダニエル・カーネマン博士(米国)
つまり、ある程度のお金は必要だが、一定額を超えると幸せとの相関関係はなくなる。
・慶応大学の前野隆司先生の研究室で国内1500人の幸せの心的要因を解析した結果、次の4つの因子が高い幸せ感が得られるとわかった。
■幸せの4つの力
① 「やってみよう」力(自己実現と成長の因子)
夢や目標、やりがいを持ち、それを実現させようと自ら成長すること。
① 「ありがとう」力(つながりと感謝の因子)
他者を喜ばせたり、支援すること。家族や友人たちなど人とのつながりを感じること。
② 「なんとかなる」力(前向きと楽観の因子)
ものごとに対して常に楽観的でいること。自己肯定感が高いこと。
③ 「ありのままに」力(独立とあなたらしさの因子)
周りの人と比べず、自分らしく、あるがままにいること。
【① やってみよう力(自己実現と成長)の問い】
Q:ランチでは手作り弁当かお店の日替わり定食のどちらにするか?
・「体験スイッチ」なにかモノを購入したり見たりするよりも体験したほうが幸せ。
・夢を持っている人は自己肯定感が高く幸せ度が高い。
【② ありがとう力(感謝、つながり)のワーク】
Q:仕事やプライベートで感謝していること3つカードに書いてみる。
3人グループでシェア。
Q:後輩の仕事が締め切りに間に合わず、依頼され手伝うか、見守るか?
・「信じるスイッチ」上司部下、親子などの関係で「いつかできるようになる」と信じることで成長することがある。
・前野夫妻の子どもを信じるスイッチ事例:父親からいつも信じていると言われ続け、「小学生のころから父親の信頼に応えようとしてきた。自分も同じ教育方法の父親になりたい」と長男から伝えられた。
・「ピグマリオン効果」相手に期待することが相手の成長を決定する要因になる。
[人間関係のベース]
1.自分を信じ、相手を信じる
2.自分をゆるし、相手をゆるす。
3.自分を愛して、相手を愛する。
【③なんとかなる力(前向きと楽観)の問い】
Q:夜景と夜空、落ち込んでいるとき眺めるなら?
・「上を向いて歩こうスイッチ」上を向いて大股で歩いたり胸を張ったり、笑顔になったりすると、幸福度が高まることが知られている。
・楽観の研究では、フレデリック氏はポジティブとネガティブの比率は3:1と提唱しているが、今、学会では1:1でもいいのではに変化してきている。
・ネガティブなことはふたしない、見過ごさないことが大事で場合によってはできないことをあきらめることも必要。
・日常生活で幸せ体質になるようにしてゆく。
【④ありのまま力(独立と自分らしさ)の問い】
Q:仲間に誘われてカラオケに来ました。羽目を外す?控えめにする?
・「満喫スイッチ」ものごとに満喫する姿勢で臨む人は幸福度が高いことが知られています。
【自分の幸せスイッチを作ってみるワーク】
・4因子の中から自分が得意な因子を選択して自分が幸せになるスイッチを作ってみる。
【チェックアウト】
自分ならではのスイッチを全体共有。
「いつもご機嫌スイッチ」「自分が一番楽しんじゃうぞスイッチ」「つながりを見つけるスイッチ」
「ここでいるだけでいいよスイッチ」「今を無心に生きるスイッチ」「奥入瀬シャワースイッチ」
「ゲーム化するスイッチ」「ネガティブ受容スイッチ」「とことん楽しむ満喫スイッチ」
「必ず良いとこ見つけて伝えるスイッチ」「アラブスイッチ」「良い加減スイッチ」
「困った時は笑ってごまかすスイッチ」「伝える、聴く、振り返るスイッチ」
それぞれが幸せになるスイッチを作り、とっても温かい場で、豊かで楽しい時間となりました。幸せ満載、幸せスイッチ入りっぱなしって感じでした。
講師の前野マドカさん、岡本直子さんのお二人、ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。
~★みなさんのアンケートから一部抜粋★~(順不同)
・ワークを通じてどんどん幸せになってゆく素晴らしい時間でした。
・幸せ体質になるにはトレーニングが必要。
・会社でやりたいと思いました。社員の方に人生、仕事の中でスイッチを見つけて欲しい。
・幸せをつかむために自分を変えてゆくという考えに感動した。
以上、12月ライブ運営担当:しょご@木越省吾 SOL@立岡里司