第83回ライブ(12/19)
「サードプレイス〜自分の居場所の作り方〜」
ゲスト:嵯峨生馬さん


第83回最高の居場所ライブ
「サードプレイス〜自分の居場所の作り方〜」
 ゲスト:特定非営利活動法人サービスグラント代表理事 嵯峨生馬さん

開催日時:2015年12月19日(土)
場所:シャロームみなみ風・1階・地域交流スペース
事務局:kok、ソル、えが、くみ
参加者:18名

3.11以降、社会貢献に対する意識が高まっていると言われていますが、
みなさん、社会貢献しようと思った時の具体的な方法として、 何が思い浮かびますか?

ボランティア・・・これは自分の労力で社会に貢献する方法ですね。
寄付・・・これは自分のお金で社会に貢献する方法ですね。

もうひとつ、 自分のスキル・ノウハウで社会に貢献する方法があります。それが「プロボノ」です。
社会課題を解決する誰かのために、応援したい誰かのために、 自分の得意な能力を思う存分発揮する。
これって、自分にとっての「最高の居場所」のひとつの形と言えるかもしれませんね。

もちろん、私たちには家庭(ファーストプレイス)や職場(セカンドプレイス)があり、
いつもこれを「最高の居場所」にしたいと思っているわけですが、
ときには、これまでのしがらみのない新たな場(サードプレイス)に、
活躍の場を求めることが必要な場合もあるのかもしれません。
その際、プロボノは選択肢のひとつになります。

最高の居場所12月ライブでは、プロボノによる社会貢献を推進する
特定非営利活動法人サービスグラントの代表理事、 嵯峨生馬さんをゲストにお招きしました。

「サードプレイス〜自分の居場所の作り方」と題し、
前半は、嵯峨さんのプロボノについてのご講演と参加者との熱い質疑応答。
後半は、3人1組のチームによるワークショップを行いました。

嵯峨さんのお話を念頭に置きながら、
自分の居場所と思えるようなサードプレイスとはどういうところか?に思いを巡らせ、
即席の三人チームで2016年にできることを具体的に考えて発表するところまで、
時間的にも内容的にも少しハードなワークでしたが、みなさん、真剣かつ楽しみながら取り組んでいただきました。

以下、写真を交えてライブの様子をお伝えしますね。

(1)オープニング
・前半のファシリテーターは、ソル&くみが担当しました。
・初参加の方向けに、最高の居場所コミュニティについて説明。
・チェックイン:ニックネーム、どこから来たか、今日期待すること。
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(2)嵯峨さんのご講演
・NPOとの関わり方と社会的インパクト
・非営利組織の成果は「人の変化」である(ピーター・F・ドラッカー)
・ボランティアを再定義する。
・「できることの再解釈」。誰にでもできる簡単なこと→あなたができる特別なこと
・プロボノの具体例
・プロボノの定義(他のボランティアとの違い)
・特別非営利活動法人サービスグラントの活動内容
・プロボノプログラムの種類
・参加プロボノワーカーへのアンケート
・プロボノへの参加による効果・影響「考え方や生活の変化」
・ボランティアに参加しない理由とは?
・プロボノをひとことで表現すると!?(プロボノワーカーの声)
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(3)ゲスト嵯峨生馬さんへの質問タイム
・まず3人1組で「嵯峨さんのお話を聴いて思ったこと」「嵯峨さんに質問したいこと」について対話。
・各チームから嵯峨さんへの熱くバラエティに富んだ質問の数々に、
 嵯峨さんご持参のノートパソコンを駆使しながら、詳しく真摯にお答えいただきました。
・質疑応答のキーワードをくみさんがホワイトボードにまとめてくれました。
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<休憩>

(4)ワーク1:インタビュー「あなたが最もワクワクした居場所」
・後半のファシリテーターはkokが担当しました。
・事務局があらかじめ決めた3人1組にチーム編成。
・「あなたがワクワクする居場所はどんなところ?」「どうしてワクワクするのか?」
 「その居場所であなたが貢献・活躍できることは?」についてお互いインタビュー。
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(5)ワーク2:このチームで2016年にできること!!
・ワーク1でのインタビュー結果「ワクワクすること」「貢献・活躍できること」を参考に、
 この偶然で一緒になった(もしかすると運命的な)3人1組が2016年にできることについて対話。
・そして、話し合ったことを発表用の模造紙にまとめます。
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(6)各チームの発表
・どのチームも各自の持ち味を活かした(そして運命を感じさせる)素晴らしい発表でした!!
  ・ヒューマンHappy交差点チーム
  ・いいものつくり隊!チーム
  ・らしさ再生工場チーム
  ・思い込みはダメよ!チーム
  ・みぞを埋める対話チーム
  ・さきがけ元気塾チーム
・最後にゲスト嵯峨さんからコメントをいただきました。
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(7)クロージング
・全員で集合写真
・チェックアウト:今日の感想をひとことで。
・次回1月ライブのお知らせ
・アンケート記入
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=====参加者のみなさまの感想(アンケートより抜粋)=====
・自分の特長や特技を持ち寄って、異質な人が出会うって素晴らしいことだと改めて実感しました。プロボノをもっと詳しく知ろうと思いました。今日のワークの流れを活かしてみたいと思いました。(村松賢一さん)
・プロボノのお話を伺って、自分も是非参加しようと思いました。またワークを通して、自分の望む居場所・自分が生き生きする場面・役割がはっきり見えて良かったです。(かよさん)
・サービスグラントの嵯峨さんのお話と、サードプレイスへの思いや自分自身を見つめるワークなどが、丁寧に企画されていて、充実した時間となりました。(あおこさん)
・自分の番組「さきがけ元気塾」に本ライブで知り合った方と一緒に企画できるようになることにワクワクした。(澤田勝士さん)
・予想していない結果を体験させて頂いた事が心に残りました。(はやさん)
・何かできそうだ!と思えるようになった。自分の強みを確認します。(かんなさん)
・全体的に響きました。ワークシートを再活用したいです。(ばばchan)
・皆で地をあわせることの楽しさ、ワクワクすること探し。(あきさん)

=====ゲスト嵯峨生馬さんへのメッセージ(アンケートより抜粋)=====
・具体的にご説明いただき、プロボノに関するイメージが鮮明になりました。(村松賢一さん)
・プロボノは自分がまさにやりたい事だと分かりました。ありがとうございました。(かよさん)
・プロボノについてもやっとしていましたが、スッキリ分かりました。(ばばchan)
・プロボノは参加者・NPO・社会それぞれにメリットのある優れた仕組みであると感じました。(羽鳥涼平さん)
・プロボノを推進していてくれてありがとうございます。(あきさん)
・Q&Aと最後の総括が明快で納得性がありました。(Eriさん)

====ゲストプロフィール====
特定非営利活動法人サービスグラント代表理事 嵯峨生馬さん
1974年、神奈川県横浜市生まれ。98年、日本総合研究所に入社。2001年、東京・渋谷を拠点とする地域通貨「アースデイマネー」を共同で設立。02年にNPO法人化、03年から代表理事。05年、日本総研を退職。同年、NPOの情報発信・マーケティング等をプロボノにより支援する「サービスグラント」の活動を開始。09年にNPO法人化し、代表理事に就任。現在、東京および関西を拠点に約2,600人の社会人プロボノワーカーを集め、350件以上のプロボノプロジェクト運営を通じて、NPOに対しウェブサイト・事業計画立案等の成果物提供をコーディネイト。著書に『プロボノ~新しい社会貢献 新しい働き方』(勁草書房、2011年)、『地域通貨』(NHK生活人新書、2004年)等。専修大学大学院経済学研究科客員教授。
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以上、12月ライブ担当は、ソル(立岡里司)、くみ(水野公美)、kok(小久保和人)、えが(深田浩稔)の4名でした。
(えがちゃんは風邪のため残念ながらライブ本番は参加できず。でも、当日の朝まで一緒に頑張ってくれました!!)
egachan