第76回ライブ(4/11)
「そうだ、あなたの”みそ”を知る」
プレゼンター:チームみそレンジャー(ファシリテーション塾)


開催日2015年4月11日(土)13:00−17:00
場所:緑ヶ丘文化会館
プレゼンター:ファシリ塾9期実践コース チームみそレンジャー
事務局:まこどん、カワ、くみ+、たな
参加者:46名(内 初参加20人)

今回は、ファシリ塾9期実践コースで学ぶ、チームみそレンジャーの個性豊かな4人がお届けするオリジナルワークショップ。
その名も「そうだ、あなたの”みそ”を知る」

テーマはもちろん、「みそ」。大豆を発酵してつくる、日本の伝統的調味料であり、おふくろの味の元でもあります。
様々な具のおみそ汁だけでなく、鍋やラーメン、田楽、酢味噌和え等々、食材をおいしくさせる「みそ」。古くは薬としても愛用されていたそうです。
地域によって「みそ」の色や味わいが多様なように、参加者の一人ひとりも多様で百人百様。

そこで今回は、今の自分自身を「みそ」の原料である「大豆」、未来のありたい自分を熟成発酵させた「みそ」に見立てて、
「大豆」のような素材としての自分を見つめ、その大豆がおいしい「みそ」に熟成するための要素を参加者同士で話したりして、
より自分らしい「みそ」をイメージし、深める、という味わい深いワークとなりました。

詳細をお届けしますね!
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■本日の目的 ~原点を糧にみそを味わう~

1:大豆を知る(自分を「大豆」に例えています)
 ・自分の持ち味(原点)を知る
 ・新たな自分に気づく(自分の「みそ」をイメージする)

2:大豆を熟成して、みそにする
 ・必要なもの(みそに例えると、こうじ菌、塩など)を知る
 ・障害となるものや、自分の中にある葛藤に向き合う

3:味噌汁を味わう(自分のみそを味わう~明日からの行動に活かす)
 ・自分のみそで行動してみる
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■ワークの流れ
・ペアで相手を変えながら自己紹介:
「呼ばれたいお名前」と「あなたにとっての味噌汁とは」という2つを紹介し合いました。
感想をお聞きした全体シェアでは「どんな具にも合う!」などの声がきかれました。

1.大豆(今の自分)を知る

①3人一組でグループになり、「勇気」や「愛」、「歓び」「ユーモア」など、様々な50以上のキーワードが書かれた「ニーズリスト」から、自分が大切にしているな・・と感じるものに3つ以上、丸印をつけました。
グループごとに、印をつけた自分の大事にしていることと一緒に、あらためて自己紹介。

②次に、ユニークな「妄想自己紹介」シートを使ったワークをしました。
 まず、やってみたいこと・なってみたいことを、直観でシートに記入します。(例えば、パイロットや猫など。生き物でなくてもOK!)
その次に、一人ずつ「なってみたい何か」になりきって、再度、自己紹介をします。
 順番に自己紹介をしたら話し手の人は後ろを向いて、残りの2名は、話されたことについて無責任に噂話をします。
 話し手の人は、ふたりの噂話を聞いて、思いがけないことに気づくことも・・、思い思いにメモを残します。

2.大豆を熟成して「みそ(未来のありたい自分)」にする

① あなたの「みそ」を知る(将来のありたい姿をイメージ)
ラフターヨーガを活用した、深呼吸と笑いを組み合わせた準備体操でリラックスしてから、3年後のみそ(ありたい姿)をイメージするビジュアライゼーションを行いました。
それぞれが出会った3年後の自分・・・、それぞれが記入シートに静かに記入します。

② おいしい「みそ」になるために、必要なものは何か?をチームで話し合い、共有しました。出てきたキーワードはいっぱい! 例えば・・・

・自由な時間 ・実力 ・健康 ・仲間 ・勇気 ・承認 ・気力 相談相手 ・場
・自信 ・コミュニケーション能力 ・誰のために ・稼ぐ能力 ・心身の健康 ・開き直り ・決断 ・計画 ・具体性 ・ひとりの時間 ・応援
・努力 ・チャレンジ ・自己承認
・逃げない ・行動 ・人に頼る・任せる ・継続 ・想像力 ・志 ・覚悟 ・信念 ・リラックス
・直観 ・協力 ・対話 ・わくわく感 ・情報 ・尊敬・尊重 ・ハート ・数多くの経験 ・肩の力を抜く
・同志 ・つながり ・希望 ・情熱 ・お金 ・ご縁 ・愛 ・知識・知性 ・心の余裕 ・家族の理解 ・おいしいごはん
・体力 ・笑顔 ・自分に正直 ・実行力 ・障害・逆境 ・強さ ・手放すこと
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<15:00~ みそ入りの絶品マドレーヌとともに、おやつ休憩タイム・・・>

③ 先ほどとは逆に、おいしい「みそ」になる過程に立ちはだかる障害・阻害するものをチームで話し合い、共有しました。
こちらもたくさん・・・。例えば、

 ・なさけ ・巻き込み力の不足 ・言い訳 ・怠け心 ・周囲の期待 ・見栄 ・戦争 ・時間不足 ・責任
 ・しがらみ ・体調不良 ・思考 ・経済力のなさ ・ネガティブな自分 ・なんらかの恐れ ・思い込み ・弱気 ・ライバル ・べき論
 ・うまくやろうとすること ・他人の目 ・不安 ・常識 ・あきらめ ・習慣 ・ひとりよがり ・経験値 ・安定
 ・遠慮 ・プライド ・今の生活を守る ・迷い ・先入観 ・今さら感 ・人の評価 ・自分の枠
 ・メンタルの弱さ ・甘やかし ・あとまわし(先延ばし) ・タイムマネジメント力の不足 ・疲労 ・不運 ・批判 ・弱気 ・孤独
・(邪魔をする)ひと ・忙しさ ・資金不足 ・病気(家族を含む)
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④ 全員で出し合った②と③で書いたキーワードを、「必要なもの」と「阻害するもの」に分けて床に並べ、一つひとつのキーワードを味わいながら、自由に歩きまわる、センシング・ウォークをしました。そして、近くの人と感想を共有し、MISO坊やシートに気づいたことなどを記入し、一人ひとりで静かに振り返る時間を持ちました。
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3.みそ汁を味わう

ここでなんと、本物の味噌汁が登場。紅白でも歌われたという「味噌汁の詩」をBGMに、お腹からもほっとあたたまりながら、歓談タイムです。
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ここからは、新たな3人組(話し手・聞き手・メモ係)となり、3つの問いを聴き合い、見える化して贈り合うワークを行いました。
聞き手の人は3つの質問を中心に聞きたいことを尋ね、話し手の人は自由に発想して話します(3分)。
もう一人はメモ係として、話し手の人の言葉をメモしたり、湧いてきたイメージを描いたりして、最後に話し手の人にプレゼントしました。

3つの質問:
① 3年後のあなたのみそ汁とは?
② 何を手に入れて、何を手放しますか?
③ どのように味わいますか?(行動しますか?)

4.振り返り~チェックアウト

今日の時間をひとつずつ振り返り、別の3人ずつで感想を伝え合いました。

最後に、一人ひとりが、「自分のみそ汁(将来の自分)」に欠かせない「大切な具」を一言ずつ、言葉にしました。
出てきた言葉は・・・

思いやり、感動、奥様の愛情、笑顔、健康、元気、戦争のない世界、勇気、軽さ、志、今、つながっている感、正直、
心のこもった出汁、今を大切に、手放す、発信、覚悟、循環、自分次第、枠を飛び越える、行動する、感じること、
シンプル、熱、ハート、わくわく感、運、充実感、歓び、自由奔放、仲間、行動、一人の時間、健康、五感、
わくわく感、感謝、愛、まごころ、決然・・・

◎番外編:バタヤン川柳(今日のテーマ、「おみそ」をテーマに)
[お]それるな
[み]んなあなたの
[そ]ばにいる
2015_ 4_11_22_46

【みそレンジャー・メンバー紹介】
しょうご(木越省吾)
 パープルレンジャー。第8期(2014年2月)よりファシリテーション塾に参加。チームリーダー。ワークネタ作り担当。
みこ(金子美子)
 ピンクレンジャー。第9期(2014年10月)よりファシリテーション塾に参加。右脳発想・ホスピタリティ担当。
やじー(矢島優里)
 黄レンジャー。第9期(2014年10月)よりファシリテーション塾に参加。課題整理・見える化・遊び心担当。
バタヤン(川端健一)
 茶レンジャー。第6期(2012年7月)よりファシリテーション塾に参加。言語化・拡散・ひっかき回し担当
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アンケートにご記入いただいた感想とメッセージをご紹介しますね。

<感想>
・初めて参加させていただきました。とても楽しく、あっという間の時間でした。新しい気づきもありました。妄想自己紹介で自分のかくれた一面もわかりました。(うどちゃん)
・みそマドレーヌとみそ汁の味、とても温かかったです。チームの皆さんの想いがつまった味でした。必要なもの、阻害するもののワークは、いろいろなワードが出て、面白かった。(林正武さん)
・人は味方にも障害にもなる→自分のとらえ方次第。みそ(核・軸・大切にしているもの・価値観)を知ることは、自分の在り方と向き合うことだな。(Sachie)
・自分がどうしたいのかが、よくわかりました。もやもや感が晴れました!(ひで)
・自分のまんなかにあるのが「家族」なんだなあ・・・とあらためてわかりました(松廣良子さん)
・ポジティブとネガティブのキーワードがあんなに出るのがびっくりした。そして床にばらまいたネガティブなワードに立った時の体験は深かったです。なりきりの時の話は、気づかなかった価値観を教えてくれました。私のみそ汁は、いろいろ欲張ってとりこんだ後のだし汁のみで勝負したいと思いました。そのイメージをつくれたのがよかったです。(ありー)
・みそレンジャーの「おもてなし」に感動しました。どれだけたくさん準備をされたことでしょう。こんなに素敵な場をありがとう!(ちゅーきん)
・妄想自己紹介の噂話のワークが、自分の真実をついている気がして、とてもおもしろかった。工夫を感じました。(遠山幸子さん)
・自分の大豆について気づきをもえらえてよかったです。自分の現状があらためて認識できたと思います。たくさんの刺激をもらいました!(Miwa)

<メッセージ>
・盛りだくさんだけど、すばらしく楽しい場でした。必要なもの、そうでないもののリストは最高に良いです。あのリストは宝物ですね(ひで)
・ひとつひとつが深いワークでした。しばらく「みそ」を自分への問いに持っていたいと思います。(林正武さん)
・すごく連携が絶妙で、息が合っていた。ワークもシンプルで楽しめるものでした。やりたいワークを先にやられた感じです。(SOL)
・「次に何があるんだろう?!」というわくわく感がありました。よかったです(柳直孝さん)
・チームワークよく最高でした!(SACHI)
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以上、4月ライブ事務局は、依田真門(まこどん)、川口弘美(カワ)、水野公美(くみ+)、浦田尚津美(たな)&受付ヘルプの進藤明美(しん)でお届けしました。