最高の居場所メンバーであり、ファシリテーション塾でも活躍中の「いいまりちゃん」こと
飯野真理子さんが、ずっと夢に描いていた本が、このたび出版されました。
タイトルは「日本へのラブレター」あさ出版
http://www.amazon.co.jp/dp/4860637542/
震災後、世界各地からNHKワールド・ラジオ日本へ寄せられたメッセージを収録したもので、
あの日あの時、世界中のどれほどの人たちが日本を、東北を、
思ってくれていたのかをまざまざと実感させてくれます。
あの日から、いいまりちゃんは何度も現地へ足を運びながら、
いつかこのメッセージが形になることを夢見ていたそうです。
今回、それがようやく実現し、震災から4年目の3月11日に、刊行記念講演会が開催されました。
「世界から届いた５０００通のラブレター」～あの日、あの時起きていたもう一つの物語～
日時：2015年3月11日（水）19:00-20:30
場所：八重洲ブックセンター8階ギャラリー
http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/6153/
以下、講演会の様子を写真でお届けするとともに、
参加した最高の居場所メンバーの感想メッセージをご紹介しますね。
言葉にするのは難しいけど、言葉にできる私たちが伝えていく必要があるんですね。
イラクもシリアも日本も、世界中が幸せでありますように。
（まゆみ）
平和な世界のなかで、みんなで幸せになりたいと心から思いました。
本のなかで一番印象に残ったのはインドネシアの14歳の少女の言葉。
『愛した人は亡くなってしまったかもしれません。でも、思い出と共に心の中で行き続けています』
今日、3月11日の2時46分。黙祷をしたときに奇しくも私も心の中で同じことをつぶやきました。
戦争や天災がない世の中になってほしいと思います。
（ゆりお）
3.11あの日、日本人の誰もが「家族の大切さ・当たり前のように仕事ができる幸せ」をかみしめました。
でも、いつの間にか、忘れてしまっている自分に気づかせてくれました。
今を一生懸命生きること、身近な人を大切にしたいと思います。
ありがとうございます。皆さまが、健やかで幸せでありますように。
（ほづみ）
メッセージを送っていただいた各国の方へ。
なぜ、そこまでして異国である日本に対して愛着をもってくれているの？
いいまりさんへ。
もっと、いいまりさんが何を感じているのか、これから何をしていきたいか話を聞かせて
（まっつー）
苦境にいる中で苦境にある他者を思いやる素晴らしさ。
いや苦境にいる人たちだからこそ、共感の言葉が迫ってくるのかもしれません。
3.11は沢山の犠牲を生み、苦境は今も継続しているけれど、3.11をきっかけに生まれたやりとりは、
人間が”人らしく”なれる出会いももたらしてくれている様に思いました。
出会いが人を”人らしく”してくれる。そういう出会いを生み出しているお仕事は、ステキだと思いました。
（まこどん）
言葉に思いがつまっていて、それぞれのメッセージに何とも表現できない重みを感じました。
そしてまた、私は何が出来ているのだろうかと振り返る機会となりました。
メッセージを送ってくれた方々、そしてそれを私たちにつなげてくれた皆さんにありがとうです。
（なお）
泣かない人がつよいのではない。泣いてもまた立ち上がり、戦うひとがつよいのだ。
あなたの行動は すぐには報われることはないのかもしれない。
でも、あなたの言葉や行動がいつか誰かを救うかもしれない。
世の中には、起こってほしくないと思っていても、受け入れなくてはいけないことがある。
〜 略 〜
その人なしには生きられない最愛の人がいても、その人が去りゆくことを見届けることもある。
これらのメッセージをかみしめながら、それでも世界中の人たちが、
たとえひと時でも幸せな思いを味わうことができるよう、今日も祈り続けます。
（あおこ）
様々な国の方々が、日本に暖かいメッセージをくれたこと、感謝でいっぱいです。
そのメッセージも知る機会がなければ、だれかを励ますことも出来なかったわけですから、
今回、明らかにしてくださった皆様にも感謝です。
そして、本を読んで感じたのは、国籍なんて、関係ない。人なんだということ。
誰かにしてもらった優しさ、励ましを、痛みを知った私たちが今度は、
誰かに送っていくのが、お返しなんじゃないかな。
（くみ＋）
なお、お話の中で紹介のあった、シリアやイラク・エジプトなど
中東・北アフリカ地域に住むNHKワールドの視聴者に尋ねた「好きな日本語」を
つないで作り上げた『祈り』という歌については、こちらのリンクで見ることができます。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/arabic/uta2014/index.html
【飯野真理子(いいまり)さん プロフィール】
小さい頃から、中東地域に憧れ、2000年にシリア留学。日本と世界をもっと近づけたいと願い、メディアの仕事に就く。テレビやラジオのディレクターとして働くかたわら、マスコミに対話やファシリテーションの概念が広がることを夢見る。現在は海外向け放送、特に中東地域向けのアラビア語放送を担当。”世界で活躍し『日本』を発信する日本人”に選ばれたことも。東日本大震災の後、世界各地から日本に寄せられた応援メッセージ「日本へのラブレター」を本にする夢を今年叶えた。最高の居場所メンバー。ファシリテーション塾7〜9期生。
