第73回最高の居場所ライブ(平成27年1月18日)
@渋谷区文化総合センター大和田
1月ライブ担当:ちはりぃ、コージ兄、しん
2015年1月、新年最初の最高の居場所ライブは、
あなたにとっての「居場所」について語り直す時間を
このコミュニティのメンバーでもある二人のプレゼンターがお届けしました。
皆様のおかげで、それぞれの「居場所」の意味を味わいながら、日々の実践にもつながる智慧が湧く場となりました。
当日ご参加いただけなかった皆様にも温かいメッセージをたくさんいただきました。
本当にありがとうございました。当日の模様をご報告させていただきます。
前半は 河内千晴(ちはりぃ)さんが 問いを投げかけ
皆様の対話から見えた思いを ファシリテーショングラフィックで 形にしていきました。
★問い1 あなたには「居場所」はありますか? あるとすれば どんな場ですか?
★問い2「(一般概念としての)居場所」が「ある」ことは「ない」ことに比べどんな違いがあるのでしょうか?
そもそも居場所って何だろう? 居場所がないと感じている人も多い、
居心地がいい、良くない、居場所感がある、ない、という感覚。どんなとき「ない」と感じるのか、
物理的、心理的、感覚的、すごす時間の質と量の違い etc
自分の捉え方、関係性の変化、いろんな居場所がいくつも出現してくる。
今自分がいるところ、すでに自分の中にあるもの、創るもの、飛び出すもの、入るもの、帰りつくところ・・・etc
自分にとっての居場所が それぞれにあり そんな違いを楽しみながら なぜかその中に共通する思いが見えてくるプロセスを ちはりぃのファシグラを通して 温かく感じられた時間。対話をする皆様の表情がとても自然で素敵でした。
後半は 立見晃司(コージ兄)さんの LEGOを使ったワーク。
テーブルに贅沢に広げられた 色とりどりの LEGOをつかって 自分にとっての居場所をイメージしたものを作ってみて メンバーでシェア。
なんだかわからないけど とにかく手にとってみる、思うままに重ねてみることで 自分らしさを表現するという体験が新鮮でした。
その上 周りの人たちの大切なものもいろんな角度から楽しめて 思わぬ発見がたくさん。
対話しながら 聴きながら、いろんなものが湧いてくる。
前半のちはりぃのファシグラでも感じたこの感覚が もしかしたら「居心地のよい場所」「居場所感」のひとつなのかもしれないですね。
そして 作成したモデルの中で これを取ったら「自分の居場所」にならない、大切な要素(ブロック)を1つ抜き出しました。
小さなブロックをひとつ 外しただけなのに 自分のものではなくなったような喪失感、これからどうなるの!?
そして意外にも、今度は 同じテーブルのメンバーで 抜き出した「大切な要素」のそれぞれパーツをつかって ひとつのシェアモデルを作成、ストーリーを一緒に創り どんな居場所が出来たかをメンバーでシェアし 全体でシェア。
自分にとって大切なものは それぞれ違う、だから人にはなかなく上手く伝わらないと思っていましたが これなら 自然に表現できそう、何よりお互いに受け止める感が心地よい。その感覚を忘れずにいれば きっと日常にも活かせそうです。
そしてプレゼンター二人からの最後の問いは「自分自身にとっての居場所をどうしていきたいですか?」
半日をかけて 語り直した「居場所」 また 語りたくなったらぜひ この二人に声をかけてくださいね。
★★★プレゼンター プロフィール★★★
【河内千晴さん(ちはりぃ)】
IT子会社の人事担当として働く傍ら、対話を通じて職場や社会をよりよくしていく諸活動に参加。社内で組織風土改革を目的としたフューチャーセッションの企画・実行を推進し、ファシリーテータも務めている。ファシリテーション塾で学んだファシリテーショングラフィックを社内外で活用中。2014年5月の最高の居場所ライブ「ちはりぃと学ぶファシリテーショングラフィック」は大好評を博した。最高の居場所メンバー/ファシリテーション塾事務局/関東引きこもり問題フューチャーセンター「IORI」運営メンバー。
【立見晃司さん(コージ兄)】
米国での経験をきっかけに、人や企業にとって大切な価値観や方向性を自分自身で気づかせ、主体的行動に結びつける活動を行っている。「人間力」・「組織の関係性」向上に焦点を当てた対話のワークショップや、LEGO® ブロックを用いたワークショップ(LEGO® Serious Play®)等が得意。最高の居場所メンバー/ファシリテーション塾事務局/LEGO®SERIOUS PLAY®公認ファシリテーター/未来協育推進機構代表。
===参加者アンケートから、心に響いたこと、活用したいこと===
・居場所はつくるもの、その瞬間を居場所にする(K・Mさん)
・感じ方、捉え方は多種。レゴは楽しかったです。特にみんなの持ち寄りでストーリー作り、居場所を考え直す場が新鮮で良かったです(赤井田剛史さん)
・どうなるかわからなくても とにかく心を込めてやってみる ということって大事なことだと思いました。(N.Yサん)
・レゴを使って自分の傾向が見られた、居場所はつくり出すもの(ようこさん)
・今いる場所を大切にしたい、時間を感じさせず のびのび ゆったりとした時間をつくっていただけたことに感謝です(A.Aさん)
・居場所は自分の中にある、レゴを何のあてもなく作っていっても そこには 何らかの意味が現れてくる、時々レゴをつくる遊び心も必要(SOLさん)
===参加者の(みこさん)からいただいた居場所の詩===
皆それぞれの心の中に 大切なもの 隠したいもの 感情がある
人はそれぞれ 表には見えない 何かを持っている
抱えているのか 守っているのか 大事に抱きしめているのか
その思いを持ったひとりひとりが 集う場に混じり合って 何かが生まれるのが居場所
以上、事務局なのにレゴに夢中になってしまった1月ライブ担当、しん(進藤明美)がご報告しました!!