第4回最高の居場所チャレンジライブ『自然に五感をひらく「シェアリング・ネイチャー・エクササイズ体感プログラム」』
ナビゲーター：三好恭子（きょうちゃん）
日時： 9月3日（日）13:10 – 17:00
場所： 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 セ４１０ & 明治神宮
心配されたお天気ですが、気温もそこそこで、湿度も低くく、過ごしやすい陽気になりました。
参加人数は限られていましたが、参加できなかった方々には本当に申し訳ないくらい、参加した４人にとっては、とっても幸せな時間となりました。
オリンピックセンターの会議室に定時少し前には、すでに4人が集まっていました。
通常通り「最高の居場所へようこそ」の資料を使ってのオープニング、9月24日の「交流分析」のライブについてもチラシとともにお伝えしました。
最初は、きょうちゃんから、「シェアリング・ネイチャー」「ネイチャーゲーム」とはについて、白板と紙の資料を使いながら説明がありました。
ポイントは、
① いま、ここの意識
② 自然との一体感
③ 繰り返し
そこからは野外活動。
しっかり下見のできていた明治神宮へ向かいました。
オリンピックセンターから明治神宮の参宮橋口は、目と鼻の先です。
入口の管理人の詰め所では、虫よけスプレーを貸していただけます。ありがたい心遣いですね。
鳥居の前で一礼し、いざ神宮の森へ。
「葉っぱで遊ぶ」
入ってすぐ、思い思いの気に入った落ち葉を探しました。
それぞれに形や大きさ、色や葉脈などが違っています。それを比べあって観察し、折って匂いをかぐと、ちょっと柑橘系な感じの自然な匂いがありました。
「フィールドパターン」
〇△などの図形、網や渦巻・放射線、WYXなど15種類の線や図形の書かれた紙を持って、歩きながら、そんな形を探します。結構、楕円やW、星形などを見つけるのは大変です。
大きな木や枝はもとより、とっても小さな茎や葉の形状、見るアングルなど、普段使わない神経と時間を使って自然を楽しむことができました。
「身体ほぐし」
木陰にシートを敷いて、輪というか四角になって座ります。
そしてゆっくりと、自然の声を聴きながら、また風を感じながら体をほぐしていきます。
「音いくつ」
目とつぶって、聞こえる音を数えます。
セミや鳥の声が何種類かが聞こえてきます。セミの鳴き声に全く絶え間のないことに気づきます。さらに、人の声、足音。遠くでなる太鼓の音、ヘリコプターの音などが聞こえました。
もう一度目をつぶって、数は数えずに、その音の奥行や広がりや、音の質を感じていきました。そうすると、体がどんどん開いて、五感も開いていく感じがします。
「呼吸数えのメディテーション」
数を数えながら、ゆっくりと吸ってゆっくりと吐いていきます。
呼吸や数や音に集中すると、思考を離れ体感覚だけになっていきます。
「自然と私」
そこにあること、そして、心惹かれるものを、ひとつひとつ心と体で確認していくことで、自然とつながっている感覚が生まれてきます。
「はだしで歩こう」
草むらに移動し、靴を脱ぎます。
するとすぐに、ちょうちょ（ツマグロヒョウモン）が、ANさんのはだしの足に止まりました。シャッターチャンスを逃したのが残念です。
足の裏にしっかりと、草と大地を踏む感覚があります。
片方の足のかかとをゆっくり持ち上げ、その足を地面から離して、もう一方の足の親指の近くにかかとから着地、体重を前に移動させます。そんな動作をゆっくり繰り返し、呼吸を整えていくと「歩く禅」な感じになります。ちょうちょたちが見守ってくれていました。
それで終わらず、ナヴァホの詩のカードを見て、その歌を口ずさみながら歩きました。
ステキな詩を歌いながらゆっくりと歩くと、無為な思考のない豊かな時間を感じることができます。
「森林浴のエクササイズ」
草むらから木立の中に戻り、自分の木を見つけます。
そこに佇み、ゆっくり呼吸しながら、木の根元からてっぺんに至るまで、その木をゆっくり見ながら視線を上げていきます。そして、視線を徐々に根元まで戻してきます。
「生命の流れ」
木の近くに行って触れてみたり、木の呼吸を感じるようにすると、自然との一体感が生まれ、生命が絶えまなく流れていく感覚がしてくるのです。
「フィールドポエム」
最後に、4人で感じたことを言葉にしてみました。
はりせん状に折った紙を、２コマずつ開きながら、４人が言葉を綴っていきます。
最初の人が、まず一言書きます。
「草原にわたる風」でした。
２番目の人が、それを見て一言書き、次の２コマを開いて、上側にもう一言書きます。
３番目、４番目の人が、同じことを繰り返し、最後に最初に書いた人に戻し、その人が最後の言葉を書きます。
開いてみて、みんなから出た言葉が、「すっごーい！」
とってもいい感じの８つの言葉が並び、ポエムのごとくステキなメッセージになっているではないですか！
本当にステキな体感ワークの締めくくりとなりました。
このような感じで明治神宮で自然を堪能した後、オリンピックセンターの会議室に戻り、振り返りとシェア、アンケートを書いて、豊かな４時間が大団円を迎えたのでした。
アンケートでは、こんな声が聞かれました。
長谷川さん：
自然をゆっくり感じながら、普段感じることがない（意識できていない）時間を過ごすことができました。エクササイズのプログラムと同じテンポ、雰囲気で全体が包まれていましたので、より参加しやすかったです。たまたまですが、少人数でできたことがとても良かったです。
ANさん：
呼吸をしながら、大地を感じる。呼吸をしながら、空を感じる。
ゆっくりと進めていただいたので、じっくりと味わうことができました。
一ヶ所にとどまらず場所を何度か変えることで、空間をたくさん感じることができました。
今後、自然系、ボディ系、チャレンジライブでたくさん体験したい。
担当は、立岡里司（SOL）でした。
