第1回チャレンジライブ(6/21)
「 ”私”の居場所を”最高の居場所”にする火種をつくる会 ~古武術体感ダイアローグ with 最高の居場所メンバーズ ~」
プレゼンター:石井聡さん&福田和彦さん


第1回チャレンジライブ! はたらく場研究所 -最高の居場所- 
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「 ”私”の居場所を”最高の居場所”にする火種をつくる会
  ~古武術体感ダイアローグ for 最高の居場所 ~」
ゲスト:石井聡さん 福井和彦さん
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2016年6月21日(火)19:00 – 21:45 八丁堀区民館第6号洋室

最高の居場所の歴史を飾る第1回チャレンジライブが、ゲストに最高の居場所個人会員の石井聡さんと、そのお知り合いの福井和彦さんをお迎えし、参加者9名を得て、アットホームな雰囲気で行われた。

冒頭に車座になって、『最高の居場所へようこそ』チラシを使って、最高の居場所とは、を理解していただいた。今回は、ゲストの福井さんを含めて初参加の方が3名、約半数の方が、あまりなじみのない方ということで、とてもフレッシュなライブであった。

一通りの説明の後、石井さんにバトンをお渡しし、チェックインセッションが行われた。呼ばれたい名前の他に、石井さんとの関わりやなぜこの場にいるのかということを一人一人がその場に出した。

今回のライブは、大きく2つのパートに分かれている。

第1部は、八光流柔術を使って「居つき」をなくしてみる(ファシリテーター:福井さん)
第2部は、「最高の居場所」を表現してみる(ファシリテーター:石井さん)

第1部は、タイトルの古武術に引かれて参加した人が多く、みんな興味津々。

福井さんの用意されたレジメには、このようなことが書かれていた。
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「最高の居場所」に「最低の自分」がいたら、どうでしょうか?
「最低の居場所」に「最高の自分」がいたら、どうでしょうか?
「最高の居場所」とは、「最高の自分」のことでは?

私たちは、人間本来の能力とありようから外れて、肩肘張って、枠にはめられ、型にはまり、固定観念に縛られて生きているようです。自由な自分を取り戻し、楽に生きていけたら、それが最高の居場所となるのではないでしょうか?
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2人一組になって、以下のチェックをやってみると、自分がいかに肩肘張って生きているかがチェックできる。
1. 両腕を掴まれての、腕伸ばし。→ 腕を掴まれての、前へならえから小さい前ならえ、小さい前ならえから前ならえ。
2. 両手を合わせて、腕を伸ばして、負ける。
3. 両手を合わせて、腕を伸ばして、負けるけど勝つ。(バランスとると負けるが勝ち)
4. 手のひらを、手のひらや甲で押し下げる。(力ではなく手の重さを利用する)

古武術とは、いかに正しく力の抜け切った自然体をつくれるかということではないか、そんな感じだった。これは体験してみないとわからない。その意味でも、とても貴重な機会を得られたことを参加者みんなが感じていた。だからこそともいえるが、当初30分の予定が、1時間の時間を使って、それもあっという間の出来事のように過ぎていった感じがある。

アンケートから拾ったキーワード
 力を抜くことの大切さ
 力を抜けば、逆に大きな力が働く
 負けるが勝ち
 負けるが勝ちというより、ポヨンとした肩の力を抜くありかた
 静かに在る(感じる)ありかた
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第2部は、折り紙ワーク

個人個人が、3枚の折り紙を使って、思い思いの生き物をつくっていく。
折っていく人、はさみやセロテープを使う人、ちぎる人、丸める人、それぞれさまざまなものが生まれてくる。

5分程度で、それをつくった後、5人ずつのチームで、その生き物にふさわしい最高の居場所を模造紙の上に創作していく。

大胆にちぎったり貼ったりしたチームと、緻密に配置・構成を考えたチームで、とても対照的な出来上がりになった。前者は、名づけて「イノセント・ワールド」、後者は「うたかたの夢」。どちらも素敵である。

前半の古武術で左脳が弱まり、後半の右脳を使うワークに、すんなり入れた感じがした。
脱力し、童心に帰った感じで、みんなが無新・無邪気に折り紙ワークを楽しんでいた。
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最後に、このワークを通じて感じたことで、自分がこれからやってみたいことを、六つ折りにした色紙のうらの1枠に書いてみる。それを、となり、となりと渡して、他の4人の人が、その発想から連想されるものをそれぞれの枠に書き入れていく。一周してきた後、自分がほんとうにやりたいことを残った人枠に書いて、それをもってチェックアウト。

福ちゃんいわく、「人間の優しさ、温かさ」を感じたワークだった。
週日に開催となった今回のチェレンジライブは、肩肘張った仕事帰りの、癒しのひとときとしてピッタリといっていい。この意欲的なチャレンジは、かなり遅い時間にもかかわらず、参加者の大半が懇親会に参加という、和やかな大団円を迎えることになった。

みなさん、ご協力・ご支援、ありがとうございます。

担当:石井、えが、SOL