第80回ライブ(8/29)
「80歳までしあわせにはたらく人生」
プレゼンター:中島崇学(とうりょう)


開催日時:2015年8月29日(土)13:00~17:00
場所:千代田区 日比谷図書文化館・小ホール(スタジオプラス)
テーマ:『80歳までしあわせにはたらく人生』
プレゼンター:中島 崇学(とうりょう)
参加者:41名(内 初参加4人)
事務局:あおこ、みさえ(五十音順)
 写真:ひで
 記録:かんな

【オープニング】13:06〜13:11 あおこ&みさえ
秋の気配、外は霧雨の中で場は始まる
初めての参加者は比較的少ない、とうりょう大好き!なみんなが集まってきた
資料を使って当コミュニティの紹介、ビジョンとバリューの共有、グランドルールの伝達

【配布資料の説明】13:11〜13:16 ※今回は進行の都合で最初に行う
・アンケートは気づいた時点でどんどん記入してください
・9月ライブの案内:「明日から何かできるかも!」と思えるようなライブです! byひでさん
・フォーラムの案内:文化祭のようなワッショイワッショイ持ち寄りワークショップ
          会場は元学校で教室でやるものから外でやるものまで byうめちゃん

【とうりょう登壇】13:16
ふんわりと軽やかに登場
一年くらい前にひらめいた→仏教でいうところの発心
たくさんのものが降りてきて混乱したが、みんなの想いを交錯させていく
今日やることの意味
(とうりょう自己紹介)
・会社でワークショップやってます
・自分の得意なことは方便、辺縁系にしみいること
(人間の脳について図解で説明)
 新皮質:合理、効率、論理、問題
 辺縁系:意思決定、感情、行動、非言語
 考えても行動できないのは辺縁系が納得してないから
IMG_3599
【まずは呼吸】
お腹で呼吸 12で吸って3456で深く吐いて78で止める
鼻や喉での呼吸は生きる呼吸ではない、丹田呼吸が生きる呼吸
だんだんと心が落ち着いていく「禅定三昧」

【続いて・・・】
ワークショップの導入部分でやっていることをやります。
丹田呼吸でさらに自分の中に入っていきます
そして、呼吸しながらとうりょうの朗読する詩を聞いていく
(呼吸で心が静かになっていく中でとうりょうの温かさ、熱意が伝わってくる)

【では導入(前置き)】
総理府の統計:65歳以上が全体の25%、75歳以上が全体の12%
高齢者1人に対して3人で支える、2020年には2.5人で支えることに←高齢者がどんどん増えていく
将来的には1.3人で支えることに
80歳まで働けないといけないだろう,しかしそれだけではない、何かのサイン
80まで働こうと場にいるみんなが決意すること、数字が反転して希望に満たされるのでは?と思う
⇒『今日をきっかけに80まで働こうとしたら世の中は変わるのでは?』
願望である限り、実現しない。願望だと、脳はできないと判断してしまうから。
幸せに生きたいのであれば、意思にしていくこと
ハウツーを積み重ねても行動できない、whyを見つめて行動につなげていく

【チェックイン】13:38〜13:45
全員一言、ワンセンテンスで言いたいことを言う。一番乗りから時計回り
名前+一言:今の気持ち、今日の場に対する決意
→みんなが気持ちを出し合い、共有することでだんだんと場が和らいでいく

【チェックインに対するとうりょうのコメント】13:45〜
参加者のチェックインは鐘の音のように聞こえる
日本は「ゴン」行く ”みんなで行きましょう”
西洋は「カンカン」こいこい ”天国へこいこい” 
これは宗教観の違い

【大切にしたいキーワード】
1.発心→決心→永続心
発心:何かを思いついたら世界が変わっている
   例:けーきを食べようとしたら唾液が出る、何かを決意したら目を輝かせる
決心:情熱の根源
   例:どんなに愚かでも12年続ければ悟りになる、ただ情熱がなくなったタイミングで悟りはゼロになる
永続心:やわらかく続ける
    決めたら着々と続けていく、くじけそうになったらどうするか?、肩肘ははらない
2.自分
自分を受け止める、自分とは何か、自分の幸せとは
3.つながり
縦のつながり:ご先祖様からのつながり
横のつながり:たくさんある ※定義が聞き取れませんでした
4.覚悟と生活
覚悟:「覚」外側、どう活かされるのか? 「悟」内側、どう生きていくのか?
生活:生きて活かされ
呼吸:吐くのはアウトプット、吸うのは印譜と
『終わりから物事を得ていく』
IMG_3597
【ワーク1:幸せとは何か?】3人1組での対話
幸せがどうなのかを分かっている人はほとんどいない→問題解決に追われているから
人が幸せを語らっている場が幸せだ
※参加者として入りました。やりとりは守秘義務があるので書けないため、その代わりに自分の気づきを記します。
・感謝の気持ちが満ちあふれること
・自分が定義すればそれが「幸せ」

【ワーク1のシェア】14:05
①居場所がある、自分がここにいてもいいのだ、ここにいるだけで幸せ、思いを寄せる人がいる
(とうりょうコメント)動きがあるのがいい、そこから(幸せは)生まれる
②内側にあることに気づくこと「あった!」
③健康が幸せ、生きていることが幸せ

(とうりょうコメント)
・(幸せには)人それぞれの形がある
・「こうなれば幸せなんだ」は一番手放すべきもの
・幸せを定義→向かう→永続しない・・・「状態にはゴールがない」
『状況が悪くなっても、自分から感じることが幸せである』(人間は元々幸せを感じる能力がある)
「幸せを見出し続ける」ことが幸せ
幸せなことを3つ挙げる→その理由を人に話す
世の中に他人と比較することが骨の髄まで染み渡っている
比較地獄は嫉妬地獄でもある
自分の分際をわきまえる→ここには比較がない
幸せを感じる前提に「生きる歓び」があること ※なんとなく「歓び」かな?と思ったのですが、「喜び」?
『幸せを見出す考え方:1挑戦 2絆 3ささいな積み重ね』

【ワーク2:3つの問】2人1組での対話 14:17
聞き手:問を発する、話し手の幸せを信じている
話し手は問に答える、丹田に意識を向けて答える
問は1つにつき1分半
問1「自分は何に挑戦しているのか?」
問2「自分が今感じられる絆は?」
問3「自分の感じる日常の幸せとは?」
※参加者として入りました。やりとりは守秘義務があるので書けないため、その代わりに自分の気づきを記します。
・問に答えられること自体が幸せであること
・答えていくことで「生きている」を実感していること

【ワーク2のシェア】14:37〜14:42
①3つの問に意味がある
②自分に矢印が向いている自分に気がつく
③幸せが伝わってきた、幸せに話す→オーラが伝わる

(とうりょうコメント)
語るだけで満たされてつながってくる
幸せでいることが社会貢献につながっている

【休憩】14:42〜14:55
IMG_3598
【ワーク3:80歳の自分と向き合う】3人1組 14:58
80歳まではたらく意味とは? 非言語をベタに言葉に出していく
※参加者として入りました。やりとりは守秘義務があるので書けないため、その代わりに自分の気づきを記します。
・子供がいない自分が80まで生きる意味があるのか?という問と向き合うことになってしまった

【ワーク3のシェア】15:12
①なぜ、年を聞かれるの?(87ですけど、それが何か?)
②80歳は通過点
③年齢によって役割がある
④活かされる場あると生かされる
⑤特殊な能力がなくても80まではたらけるんだと、意識が変わっていく
 (特殊な能力がないとダメだと意識してしまっている)

(とうりょうコメント)15:17
高齢化が問題扱いされていることが問題だ
日本には元々老人信奉がある 「年をとると神に近づく」「亡くなると山に行って地域を守る氏神になる」
老人が社会に貢献することが当たり前の社会
西洋文化の流入によって尊重から救済の存在になる
ユング人生の正午:前半で自我の確立、後半で打ちなる可能性に気づく
⇒救済の考え方がうちつぶしているのでは?
「聖にして俗にあらず」
学生期/家住期(家のことをする)/林住期(自分らしさで人生謳歌)/遊行期(素っ裸になって好きなところに行く)
夕焼け信仰 童謡「夕焼け小焼け」
夕焼け小焼けで日が暮れて
山のお寺の鐘が鳴る⇒自然のリズムに合わせて生きていこう
お手々つないで皆帰ろう⇒本来の居場所に戻っていこう
カラスと一緒に帰りましょう⇒カラスは信仰の対象
IMG_3595
【ワーク4:魂とは何か?】2人1組 魂を触れ合えそうな人とペアを組む 15:30
縦のつながりとは
我々には感じる力があるのだ
先祖が見守っていると感じる→満たされていく
語り手:80まで働く決意→3年後うまくいってるときもあればうまくいってないある。それでも諦めずに突き進んでいる
    何を感じているのか、今本当にやりたいことについてを語る
聞き手:見守っている先祖、普段は山の中、今回は降りてきた
    次の言葉を語り手にタイミングをみて話しかける
   「頼んだよ」「守っているからね」「見ているよ」「そばにずっといるよ」「命いっぱい生きてね」
   「頑張ってきたよね」「一緒に泣いてあげるからね」
(進め方)ワーク→内省→役割交代してワーク→内省→2組4人単位でシェア
※参加者として入りました。やりとりは守秘義務があるので書けないため、その代わりに自分の気づきを記します。
・「見守られる」ことがとても温かくて、感謝の気持ちに満ちあふれること
・問に行き詰まっている自分に新たな気づきを見出せたこと(瞬間瞬間を積み重ねて生きていく)

【ワーク5:アファーメーションタイム】2人1組 キラッと光る人とペアを組む 16:15
語り手:80歳の誕生日パーティ 今でも元気に働いている 80歳の人が幸せなのは当たり前の世の中
    語り手はそんな世の中のきっかけをつくった先駆者
聞き手:語り手の現在の年齢ぐらい(つまり若い)のインタビューワー
とうりょうが問いかけるので、聞き手は語り手の話を興味深く聞く
4つの質問
1.あなたは先駆者、生きる歓びにあふれている、今、どんな気分ですか?
2.80歳の人が幸せに生きるのが珍しい時代で生きている気分は?
3.そんな時代でもひるむことなく前に進めたのはなぜか?
4.そんな時代に何がきっかけで何を最初にしたことで先駆者になれたか?
※参加者として入りました。やりとりは守秘義務があるので書けないため、その代わりに自分の気づきを記します。
・自分を軸に置いて生きてもいいのだと自分にgoサインを出せたこと
・今後、どう生きていくか?を言葉にすることで、生きる力が湧いてきたこと

【チェックアウト】16:45
色紙に今日のキーワードを書いて全体でシェアする
参加者の人数分のキーワードがシェアされ、場が不思議な一体感で包まれました。
『想いは言葉にして実現する』

【記念撮影、現状復帰】16:50〜17:00
IMG_3589
=====参加者のみなさまの感想(アンケートより抜粋)=====
・「ご先祖様に見守られている」「80のバースデイパーティーを実現する、素晴らしいファシリ、ありがとうございました。」(上西正之さん)
・「生きて活かされる」ことと「自然体で人と循環していく」(深澤理恵さん)
・「江戸時代、日本人が‘笑顔’に満ちていた事実が心に響いた」(木越省吾さん)
・「まずは、80まで健康に活きるために、日頃から健康管理。80歳のBDパーティーで話した内容を実行する。心も体も元気で!」(まーさん)
・「‘しあわせとは’をあらためて、問うて自覚しました。仲間が大切だと気づきました」(あっこさん)
・「80歳ではたらくこととは、大切なもののために、周囲のために祈ることではないかと」(ガッツさん)
・「5分間、ぜいたくな時間を過ごさせて頂きました。守られている気配の感覚、Being、ずっと忘れずにいたいです。」(J・Tさん)

=====プレゼンターとうりょうへのメッセージ(アンケートより抜粋)=====
・「やっぱり、とうりょうのはなしは深くて つよいです。来てよかったです。」(ありーさん)
・「とうりょうの語られる言葉と空気感が身にしみこんでいきました」(Wakaさん)
・「ありがとう、言葉の響きが素敵でした、とうりょうさんの声、すてきです。」(れいさん)
・「とうりょうの仏教の知もいっぱい含んでもらい、有難い時間でした!とうりょうの心のこもったワーク、堪能させていただきました!」(マッキーさん)
・「ありがとうございます!あっという間の時間&盛りだくさんワークで80歳まではたらこうと思いました!」(やじーさん)
IMG_3591
以上、8月ライブ事務局は、久保青子(あおこ)&戸田裕子(みさえ)でした!!